箕輪厚介氏の『死ぬこと以外かすり傷』を読んだのであらすじを要約します。
インパクトの強いタイトルに惹かれてこの本と出会った。
本の内容もタイトルに劣らず、自分のやりたいことや目標に向かって進むために読者を奮い立たせてくれる内容となっている。
著者 箕輪厚介とは?
本の要約の前に、著者である箕輪厚介氏について紹介。
1985年東京都生まれ
幻冬舎の編集者という会社員でありながら、
- 「News Picks Book」を創刊し、わずか1年で累計100万部を叩き出す。
- オンラインサロン「箕輪編集室」を主宰。
- 編集者としての枠を超え、様々なコンテンツをプロデュース。
要約
- 死ぬこと以外かすり傷なのだから目の前のことを本能と直感で、欲望のままに受け入れて行動せよ!
- 恥をかき、誰もがやっていないことに挑戦し、実績を作れ。誰も言わないことが言えるようにあるためには、誰もやっていないことに挑戦する必要がある!
- 仕事においては「スピード」と「量」が大切。誰も見えない速さで駆け抜け、誰よりも動け!
- 人間関係においては「丸裸になれ」!相手から本当の言葉を引き出すには自分から丸裸になり相手の警戒心を解くことだ!
- 人生は自分が夢中になれることを探す旅だ!熱狂してとにかく動け!
本の大まかな内容を要約したが、著者の主張はとにかく「行動しろ」ということだ。
失敗を恐れて他人と同じ道を進み、予定調和を選択していても計算通りのものしか生まれない。
行動した結果、失敗や壁にぶつかることもある。
しかし、失敗した先にこそまだ見ぬ景色があるのだ。
失敗も人生における自らのエピソードとなり、そのエピソードから新たなものが生まれることだってある。
仕事での実践に活かせるメッセージ
本書から仕事に活かせるメッセージを紹介する。
「今やれよ」
「昨日までできなかったことをできるようにする」ということを日々積み重ねることの繰り返しの先にプロフェッショナルがある。
本の主張はとにかく「行動しろ」ということだが、仕事においてもこの「行動する」ことは非常に大切であると実感している。
行動しなければ物事は先に進まないし、自分自身も成長しない。
頭の中で分かったつもりになって行動に移さなければ仕事はなかなか覚えない。
実際に自分で行動し、手を動かすことで体験として自分のものになる。
日々、挑戦を積み重ね、昨日の自分を超えることで大きく成長することができる。
常に行動し、変わり続けることをやめてはいけない!
「スピードスピードスピード」
時間をかければいいものができるというわけではない。
集中力というのは、追い込まれた瞬間に最大値を発揮する。
制約がイノベーションを生む。
誰も見えない速さで駆け抜けろ。
100%のものを完成させようと時間をかけたからといっていいものが出来上がるとは限らない。
時間をかけて上司に成果物を見せたところ、50%の評価を受けることもあるのだ。
それよりは、短時間で集中して取り組み、ある程度出来たところで上司に報告しアドバイスをもらい軌道修正しながら進めていく方が、スピードにおいても質においても高い成果を出すことができる。
最後に
この本を読み、一時的な高揚感に浸るだけではいけない。
読んだことを実践に移すことで、この本の意味が出てくる。
- 変わりたいけれどなかなか変われない
- 挑戦したいけれどなかなか一歩が踏み出せない
そういった方は是非ともこの本を手に取り行動すべきだ!
死ぬこと以外かすり傷なのだから。